会津本郷焼サテライトショップ「瀬戸右衛門」(せとえもん)がOPEN!

2018 / 07 / 31
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会津本郷焼をご存知ですか?

東北最古の焼き物の秘境といわれる会津本郷。
会津本郷、瀬戸町は、昭和の町並みが残るメインストリート、瀬戸町通りから分かれる細い道々に、13の窯元が点在しています。訪れる人は、窯であることに気付かずに通り過ぎては後戻りしながら迷路のような会津本郷焼の窯元巡りを楽しんでいます。

会津本郷焼は東北最古で、全盛期は100を超える窯元があった焼き物の産地としては、あまりに知名度が低いかもしれません。会津という肥沃な盆地にあったために、地域内での需要で十分だったことと、自らの作品を売り込むことを避ける会津人気質が、会津本郷を焼き物の秘境とならしめたのでしょう。

そんな知る人ぞ知る会津本郷焼の面白さは、13の窯元それぞれの個性の豊かさ。陶器と磁器が同時に作られること自体、産地としては珍しいものですが、さらに、本郷焼と総称してよいものか迷ってしまうくらい、作風も、方向性も、考え方も多種多様なのです。しかし今、それぞれの窯元が、会津本郷焼という稀有な産地を残すべく、ともに手を取り合っています。

会津本郷焼13の窯元のサテライトショップ「瀬戸右衛門」

2018年4月24日、会津本郷焼13の窯元が一堂に会したサテライトショップが会津若松市の七日町通にある「七日町パティオ」にオープンしました。
七日町パティオとは、明治時代に建てられたレトロな空き蔵をリニューアルしたテナント施設です。

今までは会津美里町本郷地域まで来ていただかないと見ることが出来なかった13の窯元を七日町で見ることが出来ます。


会津若松観光の際には、是非とも立ち寄ってみたい新スポットです。
お時間のあるお客様はこちらのショップで自分のお気に入りの窯元を見つけて、会津美里町本郷地域へ窯元を訪ねていただくコースもおススメです。

住所:〒965-0044 福島県会津若松市七日町2-40 七日町パティオ内1階奥 MAP
TEL:090-9420-3007(店舗携帯)

窯元の紹介

かやの窯

昭和の光が差し込む、 想い出に包まれた空間。
昔なつかしい、昭和の空気漂う店構えのかやの窯。ガラガラと引き戸を開け、のれんをくぐると、空間を飾る乾燥花と、所狭しと並べられた陶磁器、そして人懐っこい笑顔の当主、鹿目いく子さんが迎えてくれます。

樹ノ音工房

会津本郷焼の窯元である父から独立した佐藤大樹・朱音夫妻。窯名は二人の文字をとり、「樹ノ音工房」と名付けられました。2009年にはカフェもオープン。若い感性の二人の開窯で、会津本郷焼のファンが若者層に一気に広がりました。
店内のオシャレな照明の下に並ぶ、シンプルでモダンな食器。しのぎと絵付けの作品が、樹ノ音工房の特徴です。

宗像窯

「見た目の形や色だけでなく、内面に潜むものを大事にしています」と語る八代当主、宗像利浩さん。普段の身の回り、生活における姿勢、つまりは生き方が作品に反映されると考えている宗像窯には、整然と澄んだ、張り詰めながらも温かく心地よい空気がありました。

酔月窯

「酔月窯の特徴は、会津へのこだわりです」と語る五代目当主の西田理人さん。地元で採れる大久保陶石を主原料にし、身知らず柿や起き上がり小法師など、会津らしい柄を絵付けしています。

力窯

幼い頃から絵を描くのが大好きで、小学校では油絵や日本画に夢中だったという力窯当主、90歳を超えるとは思えない作風で、幾何学模様やポップなデザイン、南仏を思わせる陽気な色合いが力窯の特徴です。昔ながらのようで新しい、落ち着くようで心躍る、不思議な感覚を楽しんでいただきたい作品です。

富三窯

富三窯といえば、花椿の絵柄が有名です。最近は、コーヒー好きな当主の感性を生かし、50代男性の、こだわりの一点ものとして使ってほしいとデミタスカップ&ソーサーを作っています。また、器にひびが入ったり、割れたりしたとき、陶芸の窯では珍しく、金継ぎをしてくれます。気に入ったものを長く使ってほしいという富三窯の思いやりがうかがえます。

閑山窯

閑山窯の作品の特徴は、青磁、白磁、炭化など種類が多様であること。光沢のあるものやないもの、ざらざらした手触りのもの、いくつか穴を空けているもの、わざと欠けさせているもの。種類だけでなく、形や色も本当に多種多様です。

陶房彩里

馬場源次さん・美穂さん夫婦が二人で始めた窯元。普段使いの器を中心に、ひとつひとつ手造りの味わいを大切にしながら造られた器たちは、会津の民芸品である「赤べこ」をモチーフにした楽しめる器や、ろくろを回している時に施す、ろくろ目の付いた器など、ふたりの個性と技術を活かした、自由な作品です。

流紋焼

流紋焼の特徴は、色とりどりの釉薬を使った「流し釉」。1250度に熱せられた窯の中で釉薬が熔けて流れ、種々様々な紋様を描きます。それは、自然の事物と同様、一つとして同じものはなく、一つ一つに豊かな個性があります。

陶雅陶楽

陶雅陶楽は戊辰戦争後、初代清治が開窯。四代目精一が昭和28年に白磁から陶器に転換し、以来、飴釉・灰釉で作陶してきました。作品の多くは、土の温もりを感じられるような素朴で優しい風合いで落ち着いた色合いの器です。
また、会津本郷焼伝統工芸士としてロクロ体験など各講座で会津本郷焼を広める活動に力を注いでいます。

鳳山窯

瀬戸町通りから細い路地を入り、しばらく歩いたところに静かにたたずむ鳳山窯。山水画の染付や、椿や萩など季節の草花をモチーフにした色絵の磁器、陶器、粉引きによるなめらかな陶肌を生かした無地の抹茶碗。店内にはたくさんの作品が並んでいます。

草春窯 工房 爽

「草春窯」は、1979年に民芸磁器作家の瀧田項一氏から独立した田崎幸一さんが築窯しました。以来、一貫して磁器を作っています。「工房爽」は田崎宏さんが作る、シャープな白磁。「草春窯」は妹・田崎裕子さんが作る、代々の作風を引き継ぐ色絵磁器。会津本郷焼の窯元は白磁を作るところがそれほど多くなく、その中にあって白磁に専念している草春窯は貴重な存在です。

宗像眞弓

宗像窯から独立したのが2011年。独立するにあたって、白が好きだったこともあり、たどり着いたのは必然的に、会津本郷焼では数少ない白磁の器でした。作品もさることながら、窯も、粘土を練る機械も、すべて白で揃えています。作品には、シンプルなものが多いのですが、レースや花、オリエンタルな柄をあしらったものも。女性的な繊細さ、軽やかさが感じられます。シャープだけど、有機的な柔らかさがある。眞弓さんならではの感性を生かした作品です。

会津本郷焼

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